森沢明夫先生の本(エミリの小さな包丁と東京湾ぷかぷか探検隊)を持って、本牧海釣り施設の沖桟橋に行ってきました。
今回は、魚が釣れない時に〝魚が釣れるまでの間に読む〟おすすめの本と共に、釣果情報などを書いていきます。
普段は、「子供と一緒に行く海釣り」をテーマに書くことが多いのですが、今回は、お父さんの趣味という視点です。
この記事は、本牧海釣り施設の沖桟橋(外側)の状況や、他の人がどのサビキ仕掛けを使っているか知りたい方、海釣りの時に読む本を探している方におすすめです。
本牧海釣り施設 沖桟橋(外側)
釣行日 2022年4月20日水曜日
時間 6:20~12:30
釣果 コノシロ6匹 チビカサゴ2匹 カタクチイワシ20匹
目次
本牧海釣り施設沖桟橋外側の釣果情報は?
前回(4月13日水曜日)に本牧海釣り施設に来た際は、朝の5時30分でも遅く、人気の沖桟橋の外側に釣座を確保できなかったので、この日は朝の5時5分頃から並びました。
【過去記事】2022年4月13日の釣行:本牧海釣り施設の沖桟橋内側
しかし、
平日の朝、しかも悪天候の5時5分でも、私の列の前には40名ほどの釣り人さんがいました。
※この日(2022年4月20日)の午前中の予報は小雨。実際、この時も雨が降っていたので、その影響で釣り人さんは、〝これでも少ない方〟だと思われます。
まずは、列にクーラーボックなどを置いて、当日券を買いに行きます。
※どんなに早く並んでも、6時の入場時に入場券(当日券・回数券)がないと列から出てチケットを買わなきゃいけなくなるので気を付けて下さい。チケットは管理棟の階段を昇った所。
やはり、私の前に並ばれていた釣り人さんのほとんどが、沖桟橋の外側狙いの方で、私の釣座は、沖桟橋のちょうど真ん中あたりでした。
この段階で、沖桟橋の内側はガラガラ、旧護岸や新護岸に釣り人さんはほとんどいません。
沖桟橋の外側は、すごい人気ですね。←お前もな。
本牧海釣り施設は、1人2本まで竿が出せます。
この日の仕掛けは、1本の竿にはサビキ仕掛け。
ダイワ(Daiwa) 快適職人サビキ ソフトアミエビ ピンク
もう1本の竿にはトリックサビキの仕掛け。
いつも使って入るトリックエースシリーズの、針にファイバーが付いたタイプ。
「私、最近コレが調子いいですよ~」
いつも行く、釣具屋さんの副店長さんにおすすめしてもらいました。
マルフジトリックエースFR 6号
マルフジトリックエースFRを使っての、副店長さんの〝調子の良さは本物〟で、2投目でいきなり強い引きが!
グ、ぐぐっと竿がしなります。
2本目の竿の準備が終わり、ちょうど、水くみバケツを使って、水を海面から上げている時だったので、竿の曲がり具合と、ドラグから出る糸の量に焦りました。
鯖でもない、アジでもないひき。
「あっ、シーバスだ!!しかもでかい!!」と姿を確認したところで、針ごと持って行かれました。
カタクチイワシがかかった所に、シーバスが来たのかな。
とにかく、幸先が良いスタート!って、いきなり仕掛けをやられて交換しましたが(笑)
6号-ハリス1.5でも切られたので、本牧海釣り施設の沖桟橋では、6号以上でハリスも太い仕掛けも準備していた方がいいのかも。
シーバスをバラしてスタートしましたが、開始から1時間ちょいは、カタクチイワシがよく釣れます。
カタクチイワシのタナ(深さ)は、底についてからリールを5まき位。中層よりもだいぶ低いです。
そして、アジを狙った一番底では、この日もコノシロさんが釣れます。
コノシロは、ポツリポツリと午前中の間、定期的に食ってきていました。
酢締めで食べますが、そんなにたくさんは要らないので、お隣さんに差し上げたり、リリースしたり、お持ち帰りはいいサイズを2匹だけにしました。(子供達が、塩焼きでも酢〆でも食べないので・・)
お持ち帰りはしなくても、狙いはアジなので、やはり1本は海底の底にタナを合わせたいんですよね。
それで、コノシロさんが食ってくる。
ちなみに、この日も潮の流れがあり、2本とも20gの錘を使用しています。
タカタ(TAKATA) 集魚オモリ 六角型 20号を使っています
そんなわけで、食べられる分だけお持ち帰りしておいしくいただきました。
カサゴは2匹とも小さかったのでリリースしました。(写真なし)
今回のように、普通のサビキ仕掛けとトリックサビキ釣り仕掛けの両方で釣りをしましたが、どちらにも魚は食ってきました。
海釣りにおすすめの本は森沢明夫先生作品
自然を愛する作家さんの森沢明夫先生の作品は、本当にどれも素晴らしいです。
自宅の本棚は、森沢先生の作品が全部揃っています。
キャンプを愛し、釣りを足するが故に書ける描写がたくさん。
また、物語(作品)と違う物語(作品)がちょっとリンクしている所や、心に染みわたる名言も森沢作品の魅力です。
海釣りの際に、ぜひ読んでいただきたいのはエミリの小さな包丁です。
あらすじ
25歳の主人公:エミリは都内で暮らしていましたが、とある出来事をきっかけに心に傷を負い、田舎の海辺に住む祖父の家で暮らし始めることに。
15年ぶりに再会した祖父は口数も少なくぶっきらぼう。エミリは戸惑いますが、祖父が作る魚料理に感動します。
町の人たちとの出会いや祖父の料理を手伝うことで、エミリの心は癒されていきます。そして、エミリの心に少しずつ小さな変化が起こり始めます。
魚や魚釣りの豆知識、そして釣った魚を料理するのですが、それがウマそうで・・・。
たくさんの名言と共に、釣りの素晴らしさも再認識できます。
この日は、アジ&シロギス狙いで沖桟橋に臨みましたが、なかなかお目当ての魚が釣れません。
そんな時、こんな言葉が語り掛けてきます。
『狙った魚なんてのは、釣れない方がふつうだ。人生と同じだな』
『ーだからおもしろいんだ』と言いながら竿をたたんだ。
そしてこんな言葉も言っています。
『食べられる分だけ釣ればいい』と。
たくさんの名言が散りばめられていますが、私が特に好きなシーンがこれ。
他人の意見は参考程度にしておけばいい。という話。
ある出来事を境に、エミリに関するとある噂話が田舎に広まり始めます。
この噂話でおじいちゃんに迷惑をかけていると感じたエミリは、いたたまれなくなり、おじいちゃんの些細な会話を遮ってこう言います。
「わたし、ここからも、逃げないと駄目かな……」
「逃げるかどうかは、エミリが決めればいい」
「え……」
「人は、いい気分でいられるなら、どこに居たっていいんだ」
さらに、おじいちゃんはエミリに言います。
「いいかい、エミリ」
「…………」
「自分の存在価値と、自分の人生の価値は、他人に判断させちゃだめだよ」
<中略>
「判断は必ず自分で下すことだ。他人の意見は参考程度にしておけばいい」
「…………」
「考えてごらん。事情を知らない人たちに、エミリとエミリの人生の価値を勝手に判断されて、しかも、エミリがそのいい加減な判断結果に従うような人生を送るハメになるなんて、道理に外れるし、何より気分が悪い」
目の前の竿の魚信(ぎょしん)を気にしながら、森沢さんの世界に入ってみてはいかがですか?
エミリはなぜおじいちゃんの家に来たのか、エミリはどう変わっていくのか、気になる方はぜひ本書を手に取ってみてください。
釣りを愛する方、自然を愛するあなたなら、絶対に森沢先生の作品は心に響くものがあると思いますから。
エミリの小さな包丁/森沢 明夫
カレーうどんを食べながらのまとめ
この日は、午後から長女の買い物に行く予定でしたので12時ちょいで終了しました。
釣り終わりに本牧海釣り施設の食堂で、カレーうどん(550円)をいただきました。
個人的に、本牧海釣り施設のカレーうどんが好きです。
さて、
前回、今回と、沖桟橋の外側と内側で釣りをしましたが、個人的にはどちらも同じ感じがしました。
沖桟橋の外側が釣れる。内側が釣れる。そう主張する釣り人さんにお会いしましたが、私はどちらも一緒かな!?という印象でした。
まっ、回遊魚が回って来れば、護岸でも釣れるので、潮の流れや水温、その日のコンディションが一番重要なのかもしれませんね。
そうなれば、外側に座らなくても良いので、そんなに早く並ばなくてもいいのかな?と思ったり・・
まっ、最近の本牧海釣り施設の沖桟橋は、いつもいっぱいなので、沖桟橋で釣りをするなら、最低でも朝の5時30分には並んでいた方がいいかもしれません。(土日祝はもっと早く並ぶ必要があります)
ここ数回、本牧海釣り施設が続いたので、次の休み(水曜日)は、違う釣り場に行ってみたいと思います。
また、その様子もUPしますので、お時間があるときに見て頂けたら嬉しいです。
【本牧海釣り施設の沖桟橋に入るために平日は何時から並んだ?】沖桟橋内側で釣れたタナ(深さ)はどこ辺り?