ソロキャンプに行く。
そう周りに話すと、決まって言われる事があります。
「キャンプの何がいいの?」って(笑)
これ、意外とキャンパーさんのあるあるではないでしょうか?
キャンプって何するの?
キャンプって虫いるでしょ?
キャンプってテント建てなきゃいけないんでしょ?
キャンプって熊出るでしょ?
あの湖は出るらしいよ。
で、キャンプの何がいいの? と。
それが尚更、“1人でキャンプに行くよ♪”なんて話すと、もはや変人か仙人でも見るような目で見られてしまいます。
「キャンプ」ってキャンプしに行っているんですよ。
うまく説明できないんですが、ひとそれぞれの「キャンプ」があるんです。
ほら、遠足も旅行も、家に帰るまで遠足だ。旅行だ。って言うじゃないですか。
観光地を巡るのも、ごはんを食べるのも、宿でダラダラするのも、遠足や旅行でしょ?
キャンプも、積み込みをして、家を出てから帰宅するまで、そのすべてがキャンプなんです。
その中で、この観光地に行くのが楽しみだとか、地酒や、地の料理をいただくのが楽しみだとか、宿や温泉が楽しみだとか、もう知らない土地に1人でぶらぶらするのがいいとか。
人それぞれ「旅」の中の楽しみがあるように・・・・
キャンプも、お気に入りのギア(道具)を使うのが楽しみだとか、山登りや釣りが楽しみだとか、それこそテントを建てるのが楽しみだとか、カブトムシやクワガタ、蝶々など、昆虫採集が楽しみだ!って人もいると思います。
「キャンプ」という中での、自分のイベントってあって、その楽しみ方やスタイルは、
自分が楽しいと思えれば、なんでもいいんです。
みんな、それをやりにいっているんだから。
私は、そのイベントのひとつに読書があります。
焚火の前で、好きなアテで、酒を飲みながら読書をするのが、すっごく楽しみなんです。
普段、嫁ちゃんの片付けの事とか、子供3人の大運動会の中で、ゆっくりダラダラ飲みながら本なんか読んでられないですかね(笑)
そんな中で、とくに、キャンプの静かな夜におすすめなのが、森沢明夫さんの本です。
キャンパーでもある作家・森沢さんの本は、本当に温かいものばかりですよ。
私にとって、キャンプの夜は特別な時間です。
特別な時間を使って読むので、後味が悪いとか、残酷だとか。そういうジャンルではなく、焚火で体が温まるように、ポカポカ心も温まりたいな。と思っているんです。
(逆にホラー系を読んで、とにかくゾクゾクしたい!というドMの達人キャンパーさんもいらっしゃいます(笑))←マジです。W
そんな私にぴったりの本が、森沢作品なのです。
『人に期待する前にまずは自分に期待すること。人にするのは、期待じゃなくて感謝だよ。』
『人生なんて、あっというまだから、1秒1秒を惜しんで、なるべくいい気分で過ごしなさい。』
本文に出てくる、森沢先生の言葉が沁みるんだぁ。
酔ってるし、ただでさえ感受性豊かになっているキャンプの夜だから、真っ暗なフィールドで、いい親父が1人号泣。
静かなフィールドで、思いっ切り涙のバルブを開放して泣くんです。
ねぇ、その様を思い浮かべてみて下さい? 大丈夫でしょ!?
そんな怪しい人間には、幽霊もクマも近寄ってきませんよ(笑)
キャンプって、そんなにゆっくり読書ができるの?
な~んて、読書好きな方が、キャンプしたい!って思ってくれたら嬉しいな。
そんな想いも込めて・・・
私の、おすすめの本などもご紹介していきますね。
新しいカテゴリーを作りました。
「キャンプの夜に読みたい本」
今回は、森沢明夫さんの「あおぞらビール」「たまちゃんのおつかい便」をご紹介させて頂きました。
キャンパーの森沢先生の言葉は、やっぱり焚火の前で寄り添うのが一番響くんじゃないの!?
あー焚き火したい